息子が2歳になる頃、モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園の、未就園児の親子クラスに通うことに決めました。
幼稚園は一般的に4歳になる歳に入園します。その1年前(3歳になる子のクラス)をプレと呼ぶので、もう1年前の2歳児になる子のクラスをプレプレと呼んでみます。
モンテッソーリを取り入れたプレプレ親子クラスってどんなんだろう?と思われた方の参考なればと思います!
近くにそういった園がない方のために、お家で簡単に真似できる「家でなんちゃって幼稚園」も章ごとにまとめました♪(私もお家で実際に真似している方法です)
どんなクラスなの?
モンテッソーリの親子クラスは、とても穏やかな雰囲気!子どもの手が届くところにいろんなおもちゃ(モンテッソーリ教育では教具と呼びます)が揃っており、まるでお家の延長のような感じでした♪
木の温もりが感じられるお教室でした。
時間
週1回 1時間半の活動でした。なので、「1日の流れ」というタイトルですが、全部で1時間半です。
親の役割
親は子どもが自分でできるように見守ったり、手助けが必要なときだけサポートするのが基本。子どもが新しいことをできたときに、一緒に喜んだり、褒めたりできるのが親子クラスのいいところ。
ママ同士の交流は?
子どもは皆同じ年齢なので、悩んでいることもだいたい同じ。ちょっとした悩み事の相談をしたりすることもありました。クラスが終わった後、子ども達が眠くなってしまうのも同じなので(笑)教室の後、どこかへ行ったりする付き合いはありませんでした。
どんな活動をするの?
おおまかな流れは毎週同じでした!
同じことを繰り返すことで、安心感が増す上、習慣が身につきました♪
9:30 – 登園
- 靴・荷物を決められた場所に入れる
- タオルを指定の場所にかける
- 出席カードにシールを貼る
これらはルーティンとして決まっていました。
だんだん【登園したらやること】と、子どももわかってきて、自分から取り組んでいくようになりました。
・洗い上がったタオルを指定の場所に置く
・できたことがあったらシールを貼る
〜10:00 モンテッソーリ活動
登園してから30分間、子どもたちはそれぞれのペースでモンテッソーリ活動に取り組みます。モンテッソーリ教育ではこれを「おしごと」と呼びます。
やりたいおしごとが他の子とかぶってしまったときに、順番を待ったり、一緒にやってみたり、社会性を身につける機会にもなりました。
一緒に遊ぶ?
いま遊んでるから少し待ってくれる?
など、親もどう声かけをしたらいいか勉強になりました!
お片付けのベルが鳴れば、全ての道具は決められた位置に戻します。
どんな教具があったか、詳しくは後半に載せています。
・おもちゃは分かりやすいように、グチャグチャに置かず、棚に並べる
・全てのおもちゃに住所をつけて戻せるように工夫する
10:00 – 朝の集まり
全員が集まり、朝の挨拶や歌を歌います。座って先生のお話を聞く・集団生活のルールや友達との関わり方を学ぶ大切な時間です。
紙芝居・手遊び
紙芝居は、物語〜生活習慣に関するものまで、幅広いテーマで読んでもらっていました。
手遊びは「トントントントンひげじいさん」「グーチョキパーで何作ろう」「いとまき」など。
集中力が続かない日もあるので、聞いたり聞かなかったり。それでOKが前提となっていました!
出席確認
息子が初めてお返事できた日はとても嬉しかったです!
10:20 – 製作
「ハロウィン」「節分」「お雛様」などの製作やお絵描きの時間。持って帰って飾れるがとても嬉しい。
10:30 – お外遊び
天気が良ければ、園庭で屋外遊びをします。雨の日は屋内で粘土や製作の続きをしていました。
砂場
公園での砂場遊びはためらってしまう親御さんも多いのでは?私もその1人です!幼稚園の管理されている砂場で遊ばせられる事は、通わせて良かったことの1つです。
お水遊び(夏)
大きなタライの中にお水とキラキラのボールやお魚たちが入っていました。嬉しそうにつかんで持ってきたりしていたので、真似して100均でキラキラのボールを購入してお家でも楽しんでいます♪
・お風呂でキラキラボールすくい
終わった後は、手洗い。
順番に列に並んで自分の番が来るのを待ちます。大人にとっては当たり前のことですが、1歳児にはなかなか難しいこと。
学期の最後は【順番を待つこと】の意味を理解して、できるようになっていきました。
例「ママとパパは後ろで順番待ってるね!」
10:50 – 絵本・帰りの挨拶
手洗いが終わってテンションMAXの子ども達を先生が絵本を読んで、落ち着かせます(この流れがさすが!)
11:00 – 降園
初めはできなかった「さようなら」のあいさつも、だんだんできるようになっていきました。
初めての幼稚園、親子クラス!
”初めての幼稚園”を親子で体験
少し緊張しながらも毎週楽しみにしていました。児童館の参加自由のクラスとは違ってお金を払っている手前、サボれない・遅刻できないのも(してもいいんですけど)いい経験になりました。
親の私にとっても【いきなり幼稚園】は、ハードルが高かったからちょうど良かった!
子どもの成長を実感
他の子どもたちと一緒に過ごすことで、わが子の成長を実感することができました。プレクラスに上がると母子分離のクラスなので、目の前で息子の「できた!」が見れたのはいい機会でした。
どんな教具があった?
手作りのもの・既製品のもの、両方ありました。モンテッソーリ教育だから…と深く考えすぎずに、子どもの興味をそそるもの・指先をよく使う活動でいいんだ!と気づきました。100均で揃えられそうなものもありました♪
お絵描きのおしごと
画用紙とクレヨンがセットになって置いてあります。2つがセットになっていて、すぐに取り組めるようにしてあるのがポイントです。
スタンプのおしごと
台紙に◻︎が印刷してあるので、その中に自分の好きなスタンプを押していきます。家でやるなら用紙に親が四角を書いて、その中にスタンプを押してもらえばOKかと。キレイに押すのがなかなか難しい。
シールのおしごと
100均などで売っている丸いシールを、○が書いてある台紙に貼っていくお仕事です。かなり指先を使うので、息子は2歳半になるまで苦戦していました。
ミニカー・木の線路と電車
・トミカなどのミニカーを道路の絵が描いてあるボードの上を走らせるおしごと
・木の線路と電車のおしごと(組み立てたり走らせたり)
取り合いになることの多い、人気のおもちゃでした。
おままごと
メルちゃんなどのお人形でおままごとのおしごと(なんで女の子が集まるんだろう〜)
お水を注ぐおしごと(あけわたし)
水の入った容器から空の容器へ、水を空け渡すおしごとです。モンテッソーリ教育では本物を使うことがいいとされているので、ガラス製の容器のことが多いです。プレプレクラスでは割れる確率が高いのでプラスチックの容器でした(笑)家で真似するなら計量カップ・紙コップ×2で十分ですよ♪
その他
- マッチやコインをポットンと落とすおしごと
- 小さめの化粧品ボトルのフタの開け閉めするおしごと
- 穴の空いた容器にビーズを入れるおしごと
- パズルのおしごと など
参考本
おうちでも、モンテッソーリの教具を作ってやってみたいという方はこのような本もあるので参考に♪
気に入ったものは思いっきり集中してやってくれるので、お仕事に取り組んでいる間は家事がはかどるかもしれません!
モンテッソーリ教育に興味があるけどよくわからない・おうちで簡単に取り組める方法を探している方におすすめの本はこちらです。
5歳までの年齢に合ったおしごとが紹介されているのでとても参考になりますよ♪
さいごに
モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園の親子プレプレ教室に通って良かったことは、目の前で息子の「できた!」が見れたこと・モンテッソーリ教育が合っているのか確かめられたことです。
お家でモンテッソーリ教育を取り入れながら自宅保育をするのも楽しいですが、研修を受けた先生たちがカリキュラムを組んだ教室に通えたことは、親の私にとっても大変有意義な時間となりました。
もしお近くの幼稚園でモンテッソーリ教育を取り入れた親子クラスなどがあれば、参加してみてはいかがでしょうか♪
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