出産前に「ネントレ(ねんねトレーニング)」という言葉を知りました。赤ちゃんがこのトレーニングをすることで、寝かしつけをしなくても、セルフねんね(自分で眠りにつくこと)ができるというものです。
そんなことありえる?ありえるなら絶対やりたい!
なんでも楽に効率よくやりたいと考える私は、出産前からネントレに興味を持ちました。そして出産後、ゆるくネントレを実践しました。
この記事は
- ネントレをするか迷っている
- 厳しいネントレや長時間泣かせることはしたくない
- ネントレ経験談が知りたい
という方に向いています。
息子は今2歳になりますが、ねんねに関する悩みはほとんどありません。私の仲のいい友人(7人)全員は、息子のねんねスキルに驚き、褒めてくれています。
もちろん、うまくいかない日も沢山あります。
でも「今日は成功した♪」と思える日が週に何回かあるだけでも、「うちの子はねんねが上手!」と自信を持つことができました。
たった4ヶ月で規則正しいねんねのリズムに!その方法を紹介
ねんねのリズムが規則正しいとスケジュールも立てやすく、これだけでも楽になります!
実際の記録
こちらが生後3ヶ月のある週のグラフです。ねんねした時間が青い棒で表示されています。
かなり細切れ睡眠で、夜は何回も起きているし、日中の眠る時間はバラツキがあります。
しかし、夜のところを見ていただくと、リズムがかなり一定であることがわかります。
こちらは生後4ヶ月の時点です。
こちらも日中のねんねはバラツキはありますが、朝の起きる時間と夜の寝る時間のリズムは整っていることがわかります。
ネントレ本の取り入れたい部分を採用しただけ!
ネントレ本の取り入れたい部分だけ採用しました。
私が行ったネントレは以下のとおり。
最初は全てネントレ本の通りにやろうとしていたのですが、うまくいかないことや納得のいかないところもあったので、自分に合いそうな所だけ真似する形に落ち着きました。
その結果セルフねんねを習得し、寝かしつけが格段に楽になりました!
ネントレをしようかどうか迷っているという方、まずは「いいなと思ったところだけ・できそうなところだけ」でいいと思います!
参考にしたネントレ本
月齢ごとにねんねのスケジュール表が載っているので、こちらを基本にしつつ赤ちゃんに合った方法を探していきました。実際に育児が始まってくると忙しくて本を読む暇などないのですが、こちらは対象のページのみをサッと読めばばOK。マンガなので本が苦手な私でもスラスラと読むことができました。
セルフねんねを習得するとどう変わる?メリット
ネントレの注意点・デメリット
経験から言うと、早くねんねを習得して欲しいからといって新生児期からネントレを始めるのは危険です。
なぜなら、出産後まもないお母さんの体がまだボロボロだからです。
新生児期の赤ちゃんは、体内時計が整っておらず、昼と夜の区別なく活動しています。
この昼夜逆転をなくしていくために大切なことが、朝カーテンを開けて部屋を明るくし・夜はできるだけ部屋を暗くして眠る環境を整えることだと本に書いてはあるのですが…
私はねんねトレーニングを焦るあまり、朝は赤ちゃんがまだ寝ていても部屋のカーテンを開けるために起き、夜も早く部屋を暗くしなくては、と焦って過ごしていました。
そんなことよりも、
赤ちゃんが寝ている間は自分も休むことが優先だと身をもって感じました。
睡眠時間の確保が育児中のストレス軽減につながります。ねんねトレーニングよりもまずはお母さん自身のケアが必要です。
ネントレでセルフねんねを習得した方法と秘訣
私のネントレのゴールはずっと抱っこしていなくてもある程度一人で寝れるようになること。月齢が小さいうちは抱っこをして寝かしつけしていましたが、
生後半年を過ぎた頃にはお布団で自分で寝付くことができるようになりました。
まずは赤ちゃんの睡眠リズムを把握しよう
まずは、赤ちゃんの寝ている時間を把握します。そうすることで改善すべき点が見えてくるはずです。
例えば、
朝起きるのが遅いから、そのあと全てが遅くなっている💡など。
睡眠リズムの把握に役立つのが、この「ぴよログ」というアプリです。
新生児期からお世話になっていて、睡眠リズムの他にも授乳時間やオムツを変えたタイミングなど育児に関する記録を簡単につけることができ、産後一番お世話になったアプリです!
Apple Watchにも対応しているので、いちいちスマホを探さなくても入力できたのがめちゃくちゃ助かりました。
睡眠時間はグラフでも表示させることができるので、リズムの把握にとても役立ちました。
把握したらいざ実践!
修正していきたい点やどんなネントレをしようか決めたら、どんどん実践してみましょう♪この方法で行くぞ、と決めたら、1週間くらいは続けてみてください。(コロコロ変えると赤ちゃんが混乱してしまいます)
セルフねんねへの近道!効果のあったこと6選
ねんねに全集中!と言っても過言ではないくらい、気を遣って過ごしていました。
毎日ほぼ同じリズムで過ごす
お出かけはできるだけ朝寝や昼寝のリズムを崩さないように心がけ、ご飯やお風呂などの順番は変えないようにしていました。
30分〜1時間程度の誤差は気にせず(同じリズムと考えて)おおらかな気持ちでネントレしていました。
部屋の環境を快適にする
部屋の温度・湿度・明るさ・音など、赤ちゃんが快適だと思う環境を探り、整えました。
室温は、冬期には 20~25°C程度、夏期には外気より4~5°C低いぐらいが目安です。夏期は、同じ温度でも、湿度が下がると快適に感じます。エアコンを上手に使い、温度の設定を下げ過ぎ ないよう注意しましょう。 湿度は、50%前後が目安です。
東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
音に関しては、無音よりもオルゴールやホワイトノイズがある方が眠りやすいという赤ちゃんもいます。反町隆史さんの「ポイズン」が眠れるというのも有名ですね。
うちの子は音関係は何をやっても全く効果がなかったので、無音に落ち着きました(笑)
おやすみのサインを決める
おやすみのサインとして、夜寝る時にだけ登場する「ねんねのクマさん」と名付けたクマのぬいぐるみを渡していました。これが効果絶大!!今でもこのクマさんを抱っこする寝るモードに入ります。
出先で寝て欲しい時にも使える♪
他にも毛布やおしゃぶりを使うといいと思います。ヨダレなどですぐ汚れますので、できるだけ洗いやすいサイズのものを準備するのがオススメです!
窒息の原因にならないように、赤ちゃんが寝た後は必ず手の届かない場所に置きましょう!
抱っこでしか寝ないという思い込みを捨てる
「うちの子はどうしても抱っこでしか寝ないのよ〜」という方は多いと思います。
でもそれは赤ちゃんに寝る場所を教えてないからかもしれません。
生まれてから抱っこで寝ることしかしていないと、赤ちゃんは抱っこ=寝る場所 としか知らない場合があります。
赤ちゃんがお布団で安心して眠るようになるためには「ここがあなたの寝所ですよ」と教えてあげる必要があります。
「抱っこでしか寝ない」という思い込みを捨ててから、ネントレは劇的に効果をあげ、お布団でセルフねんねができる子になりました。
夜泣き・寝かしつけの専門家のねんねママさんのYouTubeにわかりやすいメソッドがありますので、リンクを貼っておきますね♪
騙されたと思って試してみて欲しいです!
赤ちゃんが自分で眠る力を育む
「泣いているから早く対応しないと可哀想」と思っているのは間違いかもしれません。
泣いてねんねスイッチを入れている?!
赤ちゃんが泣いている!すぐに駆けつけて抱っこしなければ!!
ちょっと待ってください!赤ちゃん、もしかしたら泣いてねんねスイッチを入れているのかもしれません。
おなかが空いたり、おむつが気持ち悪いなどのほかに、眠くて泣くということもあります。
眠くて泣いている時に抱っこなどであやすと、赤ちゃんがせっかく眠りに入ろうとしているところを起こしてしまい、逆効果になってしまうことがあります。
5〜10分くらいは様子を見るようにしました。
寝言で泣いてるのかも
どうしても夜中にいきなり泣き出すとオムツかミルクかな?と思ってしまいますよね。
フェーンと泣き出しても、トントンしたり、安心させてあげるだけで泣き止む場合があります。
まず「寝言かもしれない!」と思うクセをつけて、様子を見てみることをオススメします。
お昼寝を大切にする
昼寝をしなければ夜たくさん寝るだろうというのは間違いです。
情報が整理しきれず、逆に夜の寝かしつけが難しくなります!これは私の経験から明らかです…
お昼寝を失敗してしまった日は決まって夜のねんねも苦戦していました。
ネントレが親・子供に合わないことも
ここまで良かったことが多くを占めてきましたが、実はネントレの中で自分には合わないと思った点もありました。
ねんねトレーニングは必ずしもやらなければならないものではありません。合わないと思えばすぐに辞めてしまってOKです。
自分の価値観も大切に子育てしていきましょう!
まとめ:ネントレについて知識があるだけでも全然違う!
私は最初「ネントレ」というとなんだか宗教じみた言葉だな…なんて思っていましたが、子供の睡眠に関する知見を深めておくことは育児にとても有益でした!
いつも決まった手順で眠りにつきますので眠れない時は「どうしたのかな?」と異変がつかみやすかったのもネントレをしてよかったことの1つです。
ねんねのリズムは月齢や年齢を重ねると刻々と変わっていきますが、私が参考にした下記の書籍では、月齢・年齢別にねんねのスケジュール表が載っているのでとてもオススメです。
私の経験談がお子さんの寝かしつけのヒントになれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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